●レッドウィング
ビブラム705ハーフ交換 ¥12,800-[※700ヒール]
+オプション:シングルレザーミッド ¥2,000-
+オプション:キャプトゥ作製 ¥6,000-
シャフト(ブーツ筒丈)カット ¥8,000-
合計修理価格 ¥28,800-(税込)
今回の修理品を簡単に説明すると
ブーツのシャフト(ブーツ筒)丈をカットしてミドルレンジにしたのち、ソール交換とキャプトゥの作製をしました。
仕上がり後は元の原型が分からないぐらいには違和感なく仕上がったのではないでしょうか。
ご依頼されたお客様にとっては初めて購入されたブーツとあって、何十年らいの相棒のカスタムを担当させていただけるのは非常に光栄なことです。
流石にこのクラスのカスタムとなると期間も価格も高くなりますが、昔はよく履いたが今はそんなに履かない思い出の相棒をカスタムすることによってまたヘビーローテーションで履く良い機会となるのではないでしょうか。
個人的には新たに物を買い足していくより、今あるものを加工しながらでも長く使っていく文化がもっと世間に浸透していけば良いなぁと思っています。
●Before
※原型はレッドウィングのローガーブーツです。
※キャプトゥ化をする際、元のウェルトのコンディションが良くなければウェルトを交換することが前提のカスタムとなります。[リウェルト ¥8,000-]
※キャプトゥ作製に使用する革もなるべく違和感のないものを使用します。
●After
※アッパー加工していてよく思う。
元がアバウトなのか、長年使用してきたからなのか左右のハトメの配置が微妙に違うことを・・・・・・。
今回はシャフト(ブーツ筒)丈の高さの均等化を重視しましたが、ハトメに合わせるかシャフト(ブーツ筒)の丈の高さに合わせるか非常に悩ましいところです。
ちなみにレッドウィング純正ベックマン用の靴紐に交換してます。
※4.5ミリのシングルレザーミッドにビブラム705ハーフソール仕様、更にヒールは元より少し低くしアッパーとソールのバランスを取りました。
今回はウェルトのコンディションも良くご予算の都合もあり元ウェルトを再利用しましたが、もしウェルトを交換しなけばならない場合はシングルウェルトにダブルステッチという仕様も悪くないですね。
※ヒールの高さ、シャフト(ブーツ筒)の高さ共に違和感なく仕上げました。
※元のシャフト(ブーツ筒)の内側にあった刻印を思い出のブーツのためベロに移植しました。